ちょうど1年前の今日、初代iPadが米国で発売されました。365日前のことですが、スティーブ・ジョブズ氏が約2ヶ月前の1月27日の特別イベントでステージ上で披露した「魔法のデバイス」に、私たちは一体何を期待すればいいのか、全く予想もつきませんでした。ただ、Appleが何かを企んでいることは分かっていて、この「新しいもの」をぜひ試してみたいと思っていました。そして、多くの人がAppleのタブレットこそがまさに探し求めていたものだと気づきました。ノートパソコンより小さく、スマートフォンよりは大きいiPadは、もはや物理キーボードを必要としない人々、大型のマルチタッチスクリーンでiOSのシンプルさを求める人々、そしてテクノロジーとはRAMやギガヘルツだけではないと考える人々のための新しい市場を創造するはずでした。それが2010年4月3日のことでした。

1年後、iPadはAppleにとって素晴らしい商業的成功を収めました。1,500万台以上を売り上げ、App Storeには75,000本以上のネイティブアプリが用意され、iPad 2を購入しようと世界中で長蛇の列ができています。iPadは12か月で象徴的なデバイスになりました。そして、それを信じる人にとっては、単なるガラスとアルミニウムの塊以上のものになりました。iPadの1年間はAppleにとって、そして毎日iPadを使って仕事をする何百万人もの消費者にとってすべてを変えました。医師、ジャーナリスト、学校の先生、学生、作家、スポーツファン。シンプルなハードウェア機能（タッチ、大画面、薄型設計）を備えた単一のデバイスは、アプリとよく設計されたオペレーティングシステムが大きな違いを生み出せることを証明しました。そして1年が経ちましたが、私はまだ始まったばかりだと感じています。

iPad、お誕生日おめでとう。もう1年が経ちましたが、最高の瞬間はまだこれからだと確信しています。