iPadが日本の本棚をなくし、スペースを節約

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iPadが日本の本棚をなくし、スペースを節約

日本の狭い居住空間、iPadなどのタブレットの登場、そして電子書籍市場の未整備を背景に、紙の書籍をiPadなどのタブレットで利用できる電子書籍に変換するサービスを提供するスタートアップ企業が急増しています。日本は現在、紙の書籍と雑誌の市場規模が世界最大で、年間240億ドル以上に達していますが、電子書籍市場の年間売上高は10億ドルにも満たないため、顧客は書籍をスキャンしてPDF化し、タブレットや電子書籍リーダーで利用するといった代替手段に目を向けています。

そうしたスタートアップ企業の一つであるブックスキャンは、大木裕介氏と幼なじみの岩松真也氏によって昨年4月に設立され、1年足らずで従業員数を120人にまで拡大するなど、大成功を収めています。大木氏はブルームバーグの取材に対し、「iPadの発売がこのビジネスを可能にした最大の要因です」と述べ、東京の小さなアパートに押し込められていた2000冊もの書籍が起業のきっかけになったと語りました。

この急成長中のスキャン業界の重要な要素は、日本人が住む居住空間です。一人当たりの平均居住空間は最低でも37平方メートルで、米国の半分であるため、日本の消費者は、小型のデバイスに何千冊もの本を収納できるiPadのようなデバイスに注目しています。

日本の法律では、個人や家族が楽しむためのデジタルコピーは認められていますが、ブックスキャンのような第三者が購入した作品を複製するには出版社の許可が必要であり、ブックスキャンでは顧客に許可を確認するためのボックスにチェックを入れるよう求めています。しかし、日本書籍出版協会の樋口誠一事務局長は、「スキャン業者は30~40社以上あり、毎日膨大な量の書籍がスキャンされていることを考えると、すべてのスキャンが合法であるとは到底思えません」と述べています。

[ブルームバーグ経由]

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元MacStories寄稿者。