ClearとEmberの開発元であるRealmac Softwareは本日、9月にリリースされたClear+が大きな批判を浴びた後、Clearを単一のユニバーサル版に戻すと発表しました。Clear+はiPad対応を追加した有料版のClearでしたが、既存のClearユーザーの一部から、オリジナルのClearアプリがアップデートされなくなるため、リリースに否定的な反応が寄せられました。その後、RealmacはApp StoreでClearの2つのバージョン（オリジナルのClearアプリをiPhone専用版、Clear+をユニバーサルアプリとして提供）を維持しようと試みましたが、これはさらなる混乱を招く結果となりました。

本日公開された顧客向け書簡の中で、Realmac の Dan Counsell 氏は Clear に関する同社の新しい戦略について説明しています。

Clear for iOSは、オリジナルバージョンのClearがiPad対応となり、ユニバーサルな単一バージョンに戻ります。既にClearをお持ちの方は、 iPad対応のアップデートバージョンをリリースしましたので、特に変更はございません。

Apple はアプリのコピー間でユーザーを移行する方法を提供していないため、Clear+ の所有者が正しいバージョンに無料で移行できるように、Clear を 24 時間無料で提供します。

できるだけ多くの方にClearへ移行していただけるよう、今後数週間で2回の移行を実施いたします。これはリスクを伴うことは承知しております。当社はClearからの収入に依存して小規模な独立系企業を運営しているため、決して容易な決断ではありませんでしたが、お客様のために正しい選択をしたいと考えております。

Realmac は、Clear+ から Clear にリストを移行する方法の詳細を記載した FAQ ページも公開しています。移行は、本日更新されたオリジナルの Clear アプリを起動すると、iOS 上でローカルに処理されます。

Clear+ からの移行の一環として、Clear は iOS 7 のユニバーサル アプリとして、App Store で期間限定で無料で提供されます。Realmac は、24 時間セールの詳細を同社のニュースレターでお知らせします。