エアタグなどの位置情報追跡デバイスは、置き忘れた持ち物を見つけるのに役立つ一方で、人物の追跡にも悪用されています。本日、AppleとGoogleは、望ましくない追跡に対抗するための業界標準の策定を目指した共同の取り組みを発表しました。Appleのプレスリリースによると、

AppleとGoogleは本日、Bluetooth位置追跡デバイスによる不正なトラッキングの悪用を防止するための業界仕様案を共同で提出しました。この業界初の仕様により、Bluetooth位置追跡デバイスはiOSとAndroidプラットフォーム全体で不正トラッキングの検知とアラート機能に対応できるようになります。Samsung、Tile、Chipolo、eufy Security、Pebblebeeは、メーカーがこれらの機能を製品に組み込む際に役立つベストプラクティスと手順を示すこの仕様案への支持を表明しています。

Apple社によれば、インターネット技術タスクフォース（IETF）に提出されたこの仕様には、デバイスメーカーや安全性および擁護団体からの意見が取り入れられているという。

家庭内暴力撲滅全国ネットワークのセーフティネット・プロジェクト担当シニアディレクター、エリカ・オルセン氏は、企業の取り組みについて次のように語った。

この協力とそれに基づく標準化は、大きな前進です。NNEDVはこの進展に勇気づけられています。これらの新しい標準化は、この技術の悪用機会を最小限に抑え、望ましくない追跡者を検知する際の被害者の負担を軽減するでしょう。私たちはこれらの取り組みに感謝するとともに、望ましくない追跡と悪用に対処するために、引き続き協力していくことを楽しみにしています。

完全な仕様は、IETF の Datatracker Web サイトで入手できます。