デジタルゲームのダウンロード数は近年増加傾向にあり、NPDの最新レポートによると、その増加の大部分はモバイルデバイスによるもので、ビデオゲームのダウンロード数のほぼ半分を占めています。このレポートは、ゲーム本体のダウンロード（マイクロトランザクション、アドオン、または以前購入したゲームは含まない）のみに焦点を当てており、ゲーム機を所有している人でも、モバイルデバイスへのダウンロード数が増える傾向があることを指摘しています。

モバイルデバイスに次いで、ゲームをダウンロードするプラットフォームとして2番目に多いのはパソコンです。これは間違いなくSteamが牽引したものであり、次に家庭用ゲーム機、そして最後に携帯ゲーム機（ニンテンドーDS、ソニーPSP）が続きました。当然ながら、モバイルデバイス向けのゲーム完全版ダウンロードは、家庭用ゲーム機やパソコン向けのゲームよりもはるかに安価であることは指摘しておくべきでしょう。しかしながら、アニタ・フレイジャー氏はレポートの中で、「モバイルゲームはデジタルゲーム市場で最も急速に成長している分野の一つであり、今後の成長の可能性は依然として高い」と述べています。

興味深いことに、過去3ヶ月間にモバイルゲームを購入した人のうち、驚くべきことに60%が、依然としてコンソールや携帯ゲーム機のゲームに同じ金額を費やしていると回答しています。また、レポートでは、ゲームが物理版とデジタル版の両方で同時に同じ価格で販売された場合、75%が「実物」を所有したいという理由で物理版を購入すると回答し、残りの25%は主に利便性を理由に挙げています。

[TUAW経由]