モバイル広告会社Mobclixが作成した興味深いグラフは、iPhoneアプリユーザーの価値がAndroidアプリユーザーよりも高いことを示しています。この値は、ユーティリティ、ゲーム、エンターテインメントの各カテゴリーのアプリの平均収益を月間ユニークユーザー数で割ることで算出されています。このインフォグラフィックの作成に使用されたその他の基準には、「アクティブユーザー」（アプリを週3回以上起動し、5分以上使用するユーザー）と、「平均2週間、各カテゴリーの「トップ10」リストにランクインし、無料アプリである」アプリが含まれています。

上の画像からわかるように、iPhoneアプリユーザーの価値の方が明らかに高いようです。しかし、TUAWが指摘しているように、このグラフの性質を考慮する必要があります。まず、ゲームカテゴリーの価値は低くなっていますが、これはiPhoneでゲームをプレイするユーザーが、ユーティリティアプリで計算を行うユーザーよりもはるかに多いためです。Angry Birdsを毎日2億分もプレイしていることを考えてみてください。同様に、この概念はAndroidユーザー全体にも当てはまります。有料アプリはAndroidマーケットで大きな売上を上げるのに苦労していますが、Android端末の出荷台数がiPhoneを上回っていることは周知の事実です（Millenialなどの企業が毎月発表する出荷台数に基づく）。

では、疑問はこうです。iPhoneユーザーは本当に価値が高いのでしょうか？それとも、このようなグラフはiOSプラットフォームの収益や平均ユーザー数と単純に合致しているだけなのでしょうか？私はどちらかというとその両方だと考えています。ユーザーベースが大きいカテゴリー（ゲーム）やプラットフォーム（Android）は、このようなインフォグラフィックには向いていないかもしれませんが、App Storeが開発者にとってGoogleマーケットよりも安定した収入源を提供していることは間違いありません。1年後、Androidタブレットが市場に数多く登場し、Googleが有料ソフトウェアに重点を置くという噂が広まった後、このグラフをもう一度見てみると面白いでしょう。