2月に新型MacBook Proが発表されて以来、サードパーティメーカーがThunderbolt対応製品を初めて出荷するまでにどれくらいの時間がかかるのか、多くの人が疑問に思っていました。Intelが開発し、Appleが市場に投入したThunderboltは、1本のケーブルで10Gbpsの速度で複数のデータ転送を可能にする全く新しいI/Oテクノロジーです。さらに、周辺機器を「デイジーチェーン」接続することで、外部デバイスに10ワットの電力供給を追加できます。Thunderboltの詳細については、最初のまとめ記事をご覧ください。

現在ラスベガスで開催中のNABトレードショーで、複数の企業が今年7月から出荷を開始する初のThunderbolt製品を発表しました。MacRumorsの報道によると、これらの製品はビデオ編集や映画のプロ向けですが、iMacやMac miniの次期モデルにも搭載されると噂されている新技術への業界としての関心の高さが伺えます。AJA、Blackmagic、Promiseはいずれも、オーディオキャプチャ・再生デバイス（BlackmagicのUltraStudio 3D）や「高フレームレート2K・3D・4K・5Kワークフロー、ポータブルHD接続」（AJA）といったThunderbolt対応周辺機器を発表しています。Promiseは既に2月にThunderbolt対応のPegasusストレージ製品ラインを発表しています。

NAB ショーフロアからの初期レポートによれば、Promise の Thunderbolt エンクロージャはアップデートされた CS 5.5 スイートで「素晴らしい」パフォーマンスを発揮するとのことです。今後数時間以内にデモ ビデオやベンチマークをチェックする機会が得られることを期待しています。

一方、私たちは明日、バリーズ・イベントセンターで開催される第10回スーパーミートでFinal Cutの発表が行われると噂されているのを心待ちにしています。事情に詳しい関係者によると、新しいFinal CutはThunderboltを活用し、iPadとの連携やファイルベースのワークフロー機能を搭載するとのこと。