昨夜、FacebookはApple TV向けの初アプリをリリースしました。iOS版Facebookアプリにバンドルされているため、正式名称は「Facebook」ですが、マーケティング画像では「Facebook Video」と呼ばれています。このアプリは、Apple TVでFacebookの動画コンテンツをネイティブに視聴できる初めての手段となります。

アプリを初めて起動すると、ログイン画面が表示されます。ログインには2つの方法があります。より便利な方法は、スマートフォンでFacebookアプリを開き、「通知」タブに移動して、新しく届いた通知の指示に従うことです。ユーザー名やパスワードを入力する必要はなく、素早く簡単にログインできます。または、facebook.com/device にアクセスして、固有のコードを入力することもできます。

ログインすると、アプリのホームタブが表示されます。ほぼすべての動画はここにあります。動画は、友達がシェアしたもの、フォロー中、おすすめ、人気のライブ動画、保存した動画、最近視聴した動画など、様々なカテゴリーごとに横並びで整理されています。

動画がハイライト表示されている場合は、自動再生されます。残念ながら、アプリ内で自動再生をオフにする設定は見つかりませんでした。動画をタップすると、全画面で再生されます。動画の再生が終了すると、次の動画の開始時刻を示すカウントダウンが表示されます。次に再生される動画は、現在の列に基づいて、再生が終わった動画のすぐ右にある動画です。

このアプリには、再生中に使える便利な機能がいくつかあります。Siri Remoteを上にスワイプすると、関連動画の一覧が表示され、再生中の動画をスワイプしながら見ることができます。Siri Remoteを下にスワイプすると、「情報」と「設定」の2つのタブを含むドロップダウンパネルが表示されます。「情報」タブでは、動画のチャンネルにアクセスしたり、動画を保存して後で視聴したり、問題の動画を非表示にしたり報告したりできます。「設定」タブでは、動画のキャプション、コメント、リアクションの表示/非表示を切り替えることができます。

ホームの他に、メインのナビゲーションタブが2つあります。「プロフィール」と「設定」です。どちらもあまり多くの情報はありません。「プロフィール」には、過去にシェアした動画と、タグ付けされた動画が表示されるだけですが、私はFacebookをあまり使わないので、その情報は分かりません。「設定」には現時点では具体的な設定項目がなく、実質的に役に立ちません。

アプリにない驚くべき機能の一つは検索です。検索オプションがどこにも見当たりません。Facebookは、ホームのカテゴリーに含まれていない動画はユーザーにとって興味がないと判断しているのかも知れません。理由は何であれ、今後のアップデートでこの問題が改善されることを期待します。

Facebookの動画アプリは全体的に非常にシンプルですが、検索オプションがないという残念な点を除けば、うまく機能しているようです。Facebookの動画を大画面で手軽に視聴したいと思っていた人にとって、この新しいアプリは確かな解決策となるでしょう。

個人的には、Facebookに動画を保存して後で見る機会が増えると思います。iOSアプリを使っていた時は、保存したことを忘れてしまうことがよくありましたが、大画面で簡単に動画を視聴できるようになったことで、その気持ちも変わるはずです。