
人気メディアプレーヤーVLCがまもなくバージョン2.0の最終版をリリースします。VLCのMac OS X移植のリードデベロッパーであるフェリックス・キューネ氏が、今週後半に公開される2.0アップデートで見られることになる最終版ユーザーインターフェースデザインの詳細を示すスクリーンショットを公開しました。キューネ氏のブログで公開されているスクリーンショットには、Mac版VLCの現在のデザインから劇的な変化が見られ、プレイリスト、インターネットソース、そしてコンピューターとローカルネットワーク上のメディアのための新しいサイドバーが追加されています。この新しいデザインはダミアン・エランバート氏によって考案され、最初のコンセプトは2008年に遡ります。Mac版VLC 2.0のインターフェースは、機能面でも旧バージョンに比べて多くの利点を備えています。
VLC 2.0のMac用インターフェースは、技術的にも操作的にも、以前のバージョンとは大きく異なります。プレイリストとビデオ出力は同じウィンドウを共有し、サイドバーからサービス検索モジュールに簡単にアクセスでき、それぞれのパネルから様々なオーディオ&ビデオフィルターを利用できます。さらに、インターフェースは大幅に高速化され、拡張性も向上しました。ちなみに、VLCのluaベースの拡張機能のサポートも追加されました。これにより、Allocinéから再生中の映画の情報を取得したり、Twitterに投稿したり、字幕を自動取得したりといった操作が可能になります。
以前はVLC 1.2として知られていたVLC 2.0は、アプリケーションの大幅な書き換えであり、複数のバグ修正、新機能、そして再設計されたインターフェースが含まれています。Lion向けのパフォーマンス向上と最適化に加え、VLC 2.0には、Blu-Rayディスクへの初期サポート、ビデオ出力における新しい字幕管理とブレンディング、RARアーカイブ内の複数ファイルサポート、そしてWindowsユーザー向けの全く新しい64ビット版など、多くの新機能が搭載されています(Windows版VLC 2.0には、OS Xのような新しいインターフェースは搭載されません)。VLC 1.xからVLC 2.0への変更点の完全なリストはこちらでご覧いただけます。開発者は、iOSおよびAndroidデバイス向けの「モバイルポート」については具体的な言及をしていません。
VLC 2.0は今週後半にVideoLANのウェブサイトで公開される予定です。最終版Mac UIのスクリーンショットがFlickrに投稿されています。
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フェデリコはMacStoriesの創設者兼編集長であり、アプリ、開発者、iPad、iOSの生産性向上に焦点を当ててApple関連の記事を執筆しています。2009年4月にMacStoriesを設立し、以来Apple関連の記事を執筆しています。また、アプリの世界を探求する週刊ポッドキャスト「AppStories」、メディアなどを楽しく探求する「Unwind」、そしてポータブルゲームと携帯ゲーム機革命をテーマにした番組「NPC: Next Portable Console」の共同司会者も務めています。