AppleはApp Storeをクリーンアップする計画を発表しました。Appleの開発者サイトでは、その計画が明確に述べられています。

お客様がニーズに合った優れたアプリを見つけやすくするため、App Storeで提供されるアプリが常に機能し、最新の状態であることを保証したいと考えています。私たちは継続的にアプリを評価し、意図したとおりに機能しなくなったアプリ、現在のレビューガイドラインに準拠していないアプリ、または時代遅れのアプリを削除しています。

2016年9月7日、ビル・グラハム・シビック・オーディトリアムで開催されるAppleのiPhone 7発表イベント当日より、App ReviewはApp Storeにあるすべての既存アプリの評価を開始し、アプリが機能するかどうか、またApp Storeのガイドラインを満たしているかどうかを審査します。主な内容は以下のとおりです。

• App Review でアプリに変更が必要であると判断された場合、開発者に連絡が入り、30 日以内に更新するよう求められます。更新期間が過ぎると、アプリは App Store から削除されます。
• アプリが起動時にクラッシュした場合、直ちに販売が中止されます。
• 既存の顧客は、App Store から削除されたアプリに引き続きアクセスできます。

さらに、Appleは開発者向けのメールで、今後アプリ名を50文字に制限すると発表しました。開発者が検索結果に影響を与えるために使用する長いアプリ名は、App Storeで全文を表示するには長すぎるため、顧客にとって何の価値ももたらさないとAppleは説明しています。

8年が経ち、200万本以上のアプリがリリースされた今、App Storeのクリーンアップは待望の段階に達しています。放置されたアプリや不具合のあるアプリは、ユーザーにとってアプリを見つけるのに非常に手間取る原因となっています。アプリの数がAppleの基調講演で大きな自慢の種になっていた時代はとうに過ぎ去りました。Appleの率直な発言と、開発者にアプリの変更期限を比較的短く設定していることは、明確なメッセージを伝えています。AppleはApp Storeのクリーンアップに真剣に取り組んでいるのです。放置されたアプリを持つ開発者は、App Storeに残りたいのであれば、注意を払うべきです。