iPhoneやiPadが盗まれたり紛失したりすると、デバイスに保存されている個人データ（メール、連絡先、パスワード、履歴など）が悪意のある第三者にアクセスされるのではないかとすぐに心配になります。Appleの無料サービス「iPhoneを探す」を使えば、手放したデバイスを簡単にブロックしたり消去したりできますが、写真や動画などの個人的なメディアの損失は、少なくとも今のところはリモートで修復することはできません。開発者のPádraig Kennedy氏とJohn Ryan氏が開発した新しいMacアプリ「Picturescue」は、iOSデバイスから写真を復元する非常にシンプルなソリューションを提供します。iPhoneやiPadに直接接続するのではなく、Picturescueはコンピュータ上にローカルに保存されているバックアップを読み取り、写真を取り出して元の形式で新しい場所にエクスポートします。つまり、デバイスをiTunesと同期し、暗号化されていないバックアップを保存するように選択していれば（Picturescueは現時点では暗号化されたiTunesバックアップを読み取ることはできません）、いつでも写真を表示したりエクスポートしたりできます。ソフトウェアを起動し、サイドバーでデバイスを選択し、エクスポートする写真を選択するだけです。

バックアップファイル内の写真を閲覧したいだけなら、Picturescueは無料でダウンロードできます。4.99ドルで購入するとエクスポート機能も利用できます。暗号化されたバックアップに対応していないのは大きな欠点ですが、MacとWindowsではiTunesがデフォルトで暗号化されていないバックアップを設定することを考えると、iOSデバイスのバックアップをパスワードで保護することにこだわらない人にとっては問題にならないでしょう。アプリはこちらからダウンロードできます。