全く意図的なものではありません。数日前、CydiaのリポジトリにiPhoneのSpringboardを改造してアイコンを渦巻き状に表示できるTweakがあることをお知らせしました。その投稿では、これは役に立たないと述べました。見た目は今でも良いと思いますが、ユーザーエクスペリエンスの観点から言えば、Springboardの渦巻き状は最悪のアイデアです。

問題は、Appleが将来的にCover Flowに代わる同様の実装をデバイス間で採用することに興味を持っている可能性があることです。Patently Appleの報道によると、クパチーノのデザイナーたちは、シンプルな横長のCover Flowビューに代わる、マルチタッチ操作のためのスパイラルUIのアイデアを検討しているとのこと。この新しいスパイラルUIは、次期iPad、iOS 5、Lionなどで採用される可能性がありますが、特許デザインではその点が見分けられません。放射状でスクロール可能なアイコンメニューは、Appleの特許において全く新しいものではありません。

Appleの特許は、プレイリストを操作するための方法と構成について記載しています。この特許では、プレイリスト内のメディアアイテムを表すアイコンの集合で構成される後退スパイラル形式のグラフィカルユーザーインターフェース（GUI）が提供され、その中央にはプレイリスト全体を表すアイコンが配置されています。メディアアイテムまたはプレイリストの表現を選択して後退スパイラルの中央にドラッグすると、現在スパイラルの中央にあるメディアアイテムまたはプレイリストに基づいて、新たな後退スパイラルが作成され、表示されます。

この特許には、デザインに関する多くの技術的な詳細が記載されています。発明の根底にあるインターフェース操作の仕組みやジェスチャーについてさらに詳しく知りたい方は、Patently Apple をご覧ください。簡単に言うと、Apple の誰かが Cover Flow をより立体的な体験に変えようと考えているようです。これは非常に興味深いアイデアだと思います。

スパイラル・スプリングボードとは違います。それでも、あれは役に立たないと思います。