3月末、iPad App Storeが2010年4月に初代iPadが発売されてから365日も経たないうちにアプリ数75,000本というマイルストーンに到達したという記事を掲載しました。過去1年間にiPadが直面した競争（実際にはタブレット市場は存在しないという人もいますが）と、どのプラットフォーム向けに開発するかを選択する際に開発者に与えられたオプションを考えると、iPadユーザーが約12か月で約100,000本のアプリにアクセスできるようになったことは驚きでした。iPadは「行き詰まっている」と主張した技術評論家の発言を振り返ると、75,000本のマイルストーンは確かに物事の見方を変えるのに役立ちました。

しかし、Appleとサードパーティ開発者は新たな記録を打ち立てました。2010年4月3日に初代iPadが発売されてから453日で、App Storeには10万本以上のiPad専用アプリが配信されています。iPad専用アプリ、あるいは既存のiPhoneアプリのユニバーサルアップデートとしてリリースされたものを含め、この記事を書いている時点でストアには10万161本のiPadアプリが登録されています。なぜそう言えるのか？それは、私のiPadのApp Storeアプリ自体に表示されているからです。

もちろん、iPadの開発環境は、それ以前のiPhoneの成功に「助けられた」と主張することもできるだろう。2007年に発売された初代iPhoneはSDKなしで、開発者はWebアプリを作るように言われた。Appleは耳を傾け、数か月後にはiPhone用ネイティブアプリを作るための最初の開発者ツールをリリースした。2008年のiPhone 3Gの発売とともに、Appleはアプリを閲覧・ダウンロードするための統合マーケットプレイスであるApp Storeも立ち上げた。残りは歴史が証明している。いくつかのグラフィックの改良、セクションの追加、そして100億ダウンロードを経て、App Storeはデジタルダウンロードに関してAppleの至宝となっている。この成功に触発されて、同社はOS X版を作成し、Mac App Storeと名付けた。当然のことながら、プロセス全体の使いやすさから、再び開発者のビジネス維持に役立っている。一方、ユーザーはApp Storeがシンプルでアプリが豊富で、定期的にアップデートされるため、そこでアプリを見つけて購入するのを好む。これは、Apple（すべての取引から 30% の手数料を徴収）と開発者、そしてユーザーにとって、Win-Win のシナリオです。

App Store、特にiPad向けアプリの今後はどうなるのだろうか？10万本は重要な節目だが、短期間で劇的な変化は期待できない。Appleのやり方を考えると、これまで通りApp Storeは新しいセクションを追加するために若干の調整が加えられ、今後数週間でさらに多くのアプリがリリースされ、ユーザーはアプリやゲームを購入し続けるだろう。iPad向けアプリが10万本に達したからといって、革命が起こると期待してはいけない。しかし、だからといってこの結果が注目に値するものではないとか、新しいことが起こらないというわけではない。今秋にはiCloudが一般公開され、自動ダウンロードもすでに導入されているように、Appleはアプリの購入とiOSデバイスへの同期のプロセスをさらに簡単にしたいと考えている。7月にMac App StoreでLionの一般公開が迫っていることから、AppleがiOSおよびOS Xデバイス向けソフトウェアダウンロードのデファクトソリューションとしてApp Storeブランドに賭けていることは明らかだ。

開発者の皆さん、おめでとうございます。いよいよ20万個のアプリが完成しました。