近年のMac App Storeの人気とiTunes App Storeの継続的な成功により、Appleのソフトウェア販売は長期的にはデジタル配信へと移行するでしょう。MacRumorsによると、Appleは実店舗において予想よりも早く完全デジタル化を進める計画です。パッケージ版ソフトウェアの販売を廃止し、Mac App Storeを通じた直接販売に注力したい考えです。

Apple が Mac にパーソナルセットアップを提供する計画は、物理的なソフトウェアボックスをなくすという目標に沿ったものと思われる。

Apple StoreでMacをご購入いただくと、スタッフがメールアカウントの設定、Mac App Storeの使い方、iTunesアカウントの設定、Macの基本的な使い方などをサポートいたします。店舗によっては、専用のMacセットアップステーションをご用意しているところもあります。

Appleの直営店を訪れると、確かにあの箱は無駄なスペースを占めているように見えます。そこはもっと高価なiDevicesを置くべき場所なのです。しかし、このアイデアにはいくつか問題があります。すべてのソフトウェア会社がまだMac App Storeでのソフトウェア配信に参入しているわけではないのです。Appleはすべての売上に対して30%の手数料を徴収しており、MicrosoftやAdobeなど、Mac版ソフトウェアを販売している一部の企業もAppleと競合していることを忘れてはなりません。

これは今年のOS X Lionのリリースと重なる部分もあり、Mac App Storeが目玉となっています。いずれにせよ、これは前進と言えるでしょう。MicrosoftとAdobeがMac App Storeに何らかのソフトウェアを提供する時期が来るのは間違いないでしょう。誰かに手紙を書くのにキーボードとコンピューターではなく、ペンと紙が必要だった時代を覚えていますか？Appleファンの皆さん、好むと好まざるとにかかわらず、これはもうすぐやってきます。

[MacRumors経由]