9to5macは、読者から提供されたスクリーンショットを掲載しました。このスクリーンショットでは、iOS 5でFaceTimeを使用するにはモバイルデータ通信またはWi-Fiをオンにするよう求める警告ボックスが表示されています。iOS 5の設定画面で「設定」→「一般」→「ネットワーク」を操作してみると、この「問題」を再現する方法が見つかりました。「ネットワーク」タブでモバイルデータ通信をオフにし、設定アプリ内でFaceTimeの設定を開くと、警告ボックスが表示されるはずです。警告ボックスが表示されない場合は、FaceTimeをオフにしてからオンにし直してみてください。その際、モバイルデータ通信がオフになっていることを確認してください。iOS 5では、FaceTimeを使用するにはデータ通信（3G）またはWi-Fiが必要であることが通知されます。

これはiPhoneやiPadユーザーにとって大きなニュースとなるでしょう。FaceTimeは現在Wi-Fiネットワークのみでしか利用できないため、キャリアがAppleにFaceTimeをより高速なWi-Fi接続でのみ利用できるように強制したのではないかと多くの人が推測しています。しかし一方で、iOS 4.3で3G接続でのFaceTimeを可能にする脱獄ツールによって、3G回線速度が最適とは言えない場合、Wi-FiなしではFaceTimeがかなり使いにくいことが判明したことも付け加えておく必要があります。

しかし、最後にもう一つ考慮すべき点があります。WWDC '11の基調講演で、スコット・フォーストール氏がステージ上で示したスライドには、iOS 5のFaceTimeでビデオ品質が向上し、通話中に招待通知が表示されるようになることが簡単に示唆されていました。This Is My Nextのライブブログからの画像をご覧ください。

iOS 5でついに外出先でのビデオ通話が可能になるかどうかは現時点では不明ですが、上記の警告ボックスは最初のベータ版からのiOSのバグである可能性が非常に高いです。あるいは、Appleが一部の通信事業者と緊密に協力し、追加料金なしで3GでもFaceTimeを利用できるようにしようとしているのかもしれません。