
本日、人気のタスクマネージャーThingsがアップデートされ、iPhoneとiPad版のクイック検索機能に、小規模ながらも注目すべき機能強化がいくつか施されました。Mac版も近日中にアップデートされます。クイック検索への便利な新しいアクセス方法が追加され、最近使ったリストが自動的に表示されるようになり、見出しの検索が可能になりました。また、Thingsが検索パラメータとして認識する新しいリストも多数追加されました。
Thingsで特に気に入っている点の一つは、リストの上から下に引くことでクイック検索が開ける点です。このアニメーションは美しく、iPhoneの触覚フィードバックも完璧です。しかし、長いリストの先頭に戻るのに時間がかかりすぎることもあります。そこで、UIの上部中央に常に表示されているリスト名をタップするだけで、クイック検索がすぐに開くようになりました。また、クイック検索ウィンドウには、最近アクセスした4つのリストが常に表示されるようになりました。これらのリストを検索したか、サイドバーメニューからアクセスしたかに関係なく、検索ボックスには常に最後にアクセスしたリストが表示されます。
クイック検索のもう一つの大きな改善点は、新しい検索パラメータが受け入れられるようになったことです。変更点は見出しと特殊リストの2つです。見出しは、Thingsプロジェクトをセクションごとに分類するための整理ツールです。つまり、整理のための軽量な追加オプションです。以前は、作成した見出しはクイック検索で検索できませんでしたが、この問題は修正されました。プロジェクトで作成したすべての見出しがクイック検索に表示されるようになりました。
Thingsには現在、サイドバーからはアクセスできず、クイック検索からのみアクセスできる特別なリストがいくつか用意されています。具体的には以下のとおりです。
- 明日: 今日と同様ですが、明日のタスク用です。
- 期限: 期限のあるすべてのタスク。
- 繰り返し: すべての繰り返しタスク。
- 記録されたプロジェクト: 完了したプロジェクト (それぞれの完了日を含む)。
- すべてのプロジェクト: 現在のすべてのプロジェクト。
これらのリストは検索すれば簡単にアクセスできます。Thingsにこれらのリストをサイドバーに追加するオプションがあればもっと良いのですが、2020年にはThingsにカスタマイズ可能なサイドバーが追加されることを期待しています。
これまで、iPhoneやiPadアプリは検索機能に関してMacアプリほど充実していませんでした。Macアプリではきめ細かな検索オプションや保存した検索機能といったパワーユーザー向けの機能が充実していることが多いのに対し、iPhoneやiPadの検索機能は必要最低限の機能しか備えていません。だからこそ、Thingsの開発チームがMacだけでなく全てのプラットフォームでの検索機能の向上に注力するアップデートを実施したことを大変嬉しく思います。昨年iPadのキーボードショートカットで行ったように、ThingsはiOSで見過ごされがちな機能をMac版と同等に進化させた好例と言えるでしょう。
Things は、iPhone、iPad、Mac の App Store で入手できます。
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