今週初めにDropboxとの連携を発表したのに続き、Microsoftは本日、iPhone向けの新しいOfficeアプリを発表しました。これは、完全な作成・編集機能を備え、モバイルデバイス（iOSおよびAndroid）向けOfficeの価格モデルを全面的に変更するものです。iPhone、iPad、Android向けのOfficeは、個人アカウント（新しいDropbox同期機能を含む）では基本的な作成・編集・印刷機能が無料でご利用いただけます。ただし、高度な編集機能やビジネスユーザー（OneDrive for BusinessまたはDropbox for Businessアカウント）をご利用の場合は、引き続きOffice 365サブスクリプションが必要です。

新しいiPhone向けOfficeアプリ（Word、PowerPoint、Excel）がリリースされ、小さな画面でもドキュメント編集機能が使えるようになりました。MacRumorsによると、これらのアプリは「既存のiPadアプリを念頭に置いて設計されている」とのことです。

これら3つのアプリはすべて、革新的な「垂直リボン」を採用しており、デバイス画面下部の親指の届く範囲に、豊富な編集ツールが配置されています。また、各アプリには、iPhoneのRetinaディスプレイ上での閲覧体験をよりスムーズにするためのツールも組み込まれています。

新しい iOS アプリの一部の高度な機能には、有料の Office 365 サブスクリプションが必要になります。Word の変更追跡機能は無料ユーザーには利用できません。Excel のピボット テーブルも同様です。

The Verge は、本日の発売と価格変更について Microsoft に話を聞いた。

「これは既存の戦略の延長です」と、マイクロソフトのOfficeマーケティング責任者であるマイケル・アタラ氏は説明する。「完全な戦略転換というよりは、むしろ既存戦略の延長線上にあると言えるでしょう。」マイクロソフトはオンラインで無料のOfficeアプリを提供しており、アタラ氏は、社内で最近行われた開発モデルの変更により、モバイルクライアントでも編集機能を利用できるようになったと主張している。「オンラインで提供しているのと同じユーザーエクスペリエンスを、iOSとAndroidのネイティブアプリにも採用しています。お客様があらゆるデバイスで生産性を高められるよう、万全を期したいと考えています。」

Microsoft の新しい iPhone 用 Office アプリは、バージョン 1.2 およびユニバーサル アップデートとして App Store で現在入手可能です。