会計業務やその他のMacStoriesプロジェクトには、ここ2ヶ月近くMicrosoftのOfficeアプリを使っています。また、クラウドファイル管理をBoxに移行し始めました。そのため、MicrosoftがiOS版Officeのファイル管理機能を拡張し、Dropboxに加えてBoxから直接ファイルをインポート（および同期）できるオプションを追加してくれたのは、本当に嬉しいです。

Microsoft の Kirk Koenigsbauer 氏は、Office ブログに次のように書いています。

本日より、Dropboxに加え、すべてのCSPPパートナーの皆様にiOS版Officeとの緊密な連携機能を提供いたします。この連携により、Microsoft OneDriveやDropboxと同様に、これらのパートナークラウドサービスをOffice内で「場所」として指定できるようになります。ユーザーは、お気に入りのクラウドサービス上にあるPowerPoint、Word、ExcelファイルをOfficeアプリ内から直接参照できるようになります。これらのアプリでファイルを開いたり、編集したり、作成したりする際に、クラウド上で最新の情報に更新されるので安心です。また、クラウドストレージアプリからOfficeファイルを開き、変更内容をクラウドに直接保存することも可能です。今年中に他のモバイルプラットフォームにも順次対応予定です。

使い方は簡単です。iOS版Officeで「開く」セクションに切り替え、「場所を追加」をタップし、利用可能なサービスリストからBoxを選択します。すると、アプリ内にBox（またはDropbox）のカスタムファイルブラウザーが作成され、任意のファイルを選択して編集し、「最近使用したファイル」ビューに保存して簡単にアクセスできるようになります。

iOS ドキュメント ピッカーでファイルを開く場合と比べて、このネイティブ統合の主な利点は、Box ファイルまたは Dropbox ファイルを追加すると、Office とクラウド間で変更が継続的に同期され、編集内容をどこからでも利用できるようになることです。

CanvasでFraserと話し合ったように、MicrosoftはiOSのドキュメントプロバイダーをファイルのオープンモードで適切にサポートしている企業の一つですが、ドキュメントプロバイダーはシステムレベルではまだ扱いにくい点があり（例えば、「開いた」ファイルが元のアプリとの通信を停止することがあります）、ファイルの閲覧速度も遅くなります。カスタム統合は、再認証が必要ではありますが、それでも依然として優れています。本日の最初のテストでは、WordのネイティブBoxサポートは、Boxドキュメントプロバイダーからファイルを「開く」という従来の方法よりも安定しているように感じます。

本日Officeチームから発表されたもう一つのビッグニュースは、Office Onlineのリアルタイムコラボレーションが外部サービスに保存されているドキュメントでも利用可能になったことです。つまり、OfficeファイルをDropboxやBoxに保存していても、他のユーザーと共同でドキュメントを作成できるようになるということです。現時点で、そしてGoogleのiOSと自社アプリにおけるコラボレーションに対する近視眼的なアプローチを考えると、私はこう自問せざるを得ません。モバイルでもOfficeが外部サービスとのリアルタイムコラボレーションを実現するまで、一体いつになるのでしょうか？