iPhoneで素早く録音する私のお気に入りの方法は、「Just Press Record」です。考えが頭から離れる前に記録できる素晴らしい方法です。iOS 11とwatchOS 4のリリースに合わせて、このアプリはモダンなデザインとよりパワフルなwatchOSアプリにアップデートされ、さらに使いやすくなりました。

Just Press RecordのiOSアプリは、ミュージックやメッセージなどのシステムアプリのルック＆フィールにアップデートされました。画面下部の4つのタブからアクセスできる各セクションの上部には、太字のタイトルが表示されます。以前のバージョンと同様に、タブバーの中央にある大きな録音ボタンをクリックすると、マイク入力の変更や設定へのアクセスボタンを含むセカンダリバーまで伸びており、新しい録音を素早く簡単に開始できます。Just Press Recordは、iOSデバイスの内蔵マイクで録音をデフォルト設定しますが、AirPodsマイクまたは外部マイクがiOSデバイスに接続されている場合は、それらに切り替えることができます。

録音を停止すると、音声ファイルが「最近」タブに表示されます。タイムスタンプのタイトルは変更可能です。また、設定でこの機能をオンにしている場合は、録音の書き起こしのプレビューも表示されます。短い録音であれば、30以上の言語に対応した書き起こし機能が高速です。「参照」タブには、日付順に録音したすべてのファイルが表示されます。日付をタップすると、その日に録音したすべてのファイルが表示されます。「検索」タブには、録音のタイトルまたは書き起こしに基づいて検索結果が表示されます。これも、録音を書き起こすメリットの一つです。最後に、アプリにはApple Watchの録音にアクセスするための専用タブがあります。

これまでJust Press RecordのwatchOSアプリはあまり使っていませんでしたが、最新版は興味をそそられました。一度タップすると録音が開始され、もう一度タップすると停止します。アプリのコンプリケーションから録音を開始することもできます。下にスワイプすると録音が一時停止し、AirPodsまたはApple Watchのスピーカーで再生できます。デジタルクラウンで音量を調整できます。

watchOS 4では、Just Press Recordが初めてバックグラウンド録音に対応しました。以前は、録音中に通知が届くと、Just Press Recordはバックグラウンドに送られ、録音が終了していました。この制約がなくなっただけでも、watchOSアプリの汎用性が大幅に向上しました。録音は自動的にiOSデバイスに送り返され、文字起こしとiCloud Driveとの同期が行われます。インターフェースも再設計され、iOS版アプリの全体的なルック＆フィールに調和するようになりました。

やらなければならないタスクや、記事や製品のアイデアは、タイピングするのが面倒な時に思いつきます。そんな時にぴったりなのが「Just Press Record」です。Apple Watch、iOSアプリのウィジェット、アプリ内から、ほとんど操作せずにすぐに録音を開始できます。文字起こし機能をオンにしておけば、定期的に録音内容を見直し、タスクマネージャーなどの適切な場所にアイデアを記録するよう、自分にリマインダーを設定できます。このプロセスによって考えが記録されるので、忘れてしまう心配がありません。それだけでなく、その日の早い時間に思いついたことを思い出そうとする必要がないので、精神的な負担が軽減されます。これはとてもありがたいことです。

「Just Press Record」はApp Storeで入手可能です。