Microsoftは、複数のWebアプリを連携させることを目的とした、現在パブリックプレビュー中の新サービス「Flow」でWeb自動化分野に参入しました。MicrosoftはFlowを、「お気に入りのアプリやサービス間で通知の受信、ファイルの同期、データの収集などを行う自動化されたワークフローを作成する」手段と説明しています。

Microsoft ブログより:

Microsoft Flow を使えば、2 つ以上の異なるサービスを簡単に組み合わせることができます。現在、Microsoft Flow はプレビュー版として無料で公開されています。OneDrive や SharePoint などの Microsoft サービスに加え、Slack、Twitter、Salesforce.com などのパブリック ソフトウェア サービスを含む 35 以上のサービスに接続でき、毎週さらに追加されています。

今日、Flowを少し試してみましたが、今のところ、ビジネスユーザー向けのZapierより機能が劣り、直感性にも欠ける印象です。2つ以上のアプリを使ったマルチステップフローを作成できますが、ZapierのようなリッチなエディターはFlowには備わっていません。私のテストでは、iPadでWebインターフェースが頻繁にクラッシュしました（プレビューと呼んでいるのはそのためでしょう）。また、全体的に見て、対応サービスが35個というのは、 Zapierが提供する数百ものオプションと比べると見劣りします。

それでも、Microsoftがこの分野に参入するのは喜ばしいことであり、クラウド志向の新しいMicrosoftがこの種のソリューションを提供するのは理にかなっています。Flowには、IFTTTのようなコンシューマー向け機能（ホームオートメーションデバイスやiOSアプリのサポートなど）や、Zapier（私が気に入って毎日使っている）のような強力な機能は備わっていませんが、今後も注目していきたいと思います。