本日リリースされた最新の5.7アップデートにより、The Iconfactoryの人気TwitterクライアントであるiOS版Twitterrificがフリーミアムとなりました。アプリは無料でダウンロードでき、アプリ内課金でより多くの機能を利用でき、広告も非表示になります。長年にわたりTwitterrificの進化を見てきた方々にとって、今回のアップデートはThe Iconfactoryのクライアントが広告付きのフリーミアムビジネスモデルに回帰したことを意味します。

同社の公式ブログ投稿より:

Twitterrificはリリース当初からApp Storeで公開されており、これまで様々な収益モデルを試してきました。その中には、本日再開するモデルも含まれています。今回のアップデートにより、Twitterrificをこれまで以上に多くの方にご利用いただき、ツイートを読んだり投稿したりするシンプルな美しさを再び楽しんでいただけることを願っています。今回のアップデートでは、タイムラインに表示できるツイート数を500件に増やすなど、ユーザーからのご要望が高まっていた機能強化も行っています。

Iconfactory の Gedeon Maheux 氏は、別のブログ投稿で新しい戦略についての考えを発表しました。

このような収益モデルへの移行には多くのリスクが伴いますが、Twitterrificのバージョン4はこれまでで最も成功を収め、The Deckからの広告収入によって支えられていました。サポートレベルは間違いなく劇的に向上しますが、それは成功し、繁栄するソフトウェアを持つことのトレードオフの一部です。また、無料モデルに移行し、アプリのダウンロード数を少なくとも1桁か2桁増やすことで、App StoreにおけるTwitterrificの検索結果が改善されるかどうかも個人的に興味があります。

2012年12月のリリース時にTwitterrific 5.0をご購入いただいた既存のお客様は、すべての機能がデフォルトで自動的にロック解除されます。Twitterrificの新たなフリーミアム戦略は、興味深いタイミングで発表されました。Appleは、検索結果でより具体的で関連性の高いアプリを見つけられる機能をテスト中です（アプリのランキングはダウンロード数に左右されますが、フリーミアム戦略はこれを促進できます）。一方、Twitterはサードパーティ製クライアントに依然としてトークン制限を設けています。サードパーティ製のTwitterアプリがトークン制限を超えるというニュースは他のプラットフォームでは目新しいものではありませんが、TweetbotやTwitterrificなどのiOS向けの人気クライアントは、これまでのところ、新規ユーザーを問題なく受け入れてきました。

フリーミアム化がTwitterrificの人気と検索結果における関連性にどのような影響を与えるか、興味深いところです。過去数ヶ月間で、ライブストリーミングやバックグラウンド更新など、アプリにはいくつかの機能強化が行われました。現在アプリ内課金で利用できる機能には、ツイート翻訳、今日表示、プッシュ通知などがあり、既存ユーザーの場合はiOS 7のレシート検証によって自動的にロック解除されます。

Twitterrific 5.7はApp Storeで入手可能です。