Appleは、2013年9月28日を期末とする2013年第4四半期の決算を発表しました。売上高は375億ドル、iPadは1,410万台、iPhoneは3,380万台、Macは460万台を販売し、四半期純利益は75億ドルとなりました。

「素晴らしい一年を力強く締めくくることができました。第4四半期の売上高は過去最高を記録し、iPhoneの販売台数は約3,400万台に達しました」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。「新しいiPhone 5cとiPhone 5s、iOS 7、Retinaディスプレイ搭載の新しいiPad mini、そして驚くほど薄く軽いiPad Air、新しいMacBook Pro、革新的な新しいMac Pro、OS X Mavericks、そしてOS XとiOS向けの次世代iWorkとiLifeアプリとともに、ホリデーシーズンを迎えることを楽しみにしています。」

Appleは2014年第1四半期の収益を550億ドルから580億ドルと予測している。

予想と四半期の要約

2013年第4四半期について、Appleは340億ドルから370億ドルの収益を予測していた（後にiPhone 5cとiPhone 5sの販売開始を受けてこの数字は上限に近いことが明らかになった）。

フォーチュン誌の調査対象となったウォール街のプロフェッショナル（27名）と独立系（21名）からなる48名のアナリストは、平均1株当たり利益（EPS）を8.16ドル、売上高を371億4,000万ドルと予測しました。アナリストは、iPhoneの販売台数を3,341万台、iPadの販売台数を1,391万台と予測しました。調査対象となったアナリストの中で、Asymcoのホレス・デディウ氏は、売上高を380億ドル（1株当たり8.68ドル）、iPhoneの販売台数を3,080万台、iPadの販売台数を1,510万台と予測しました。ウォール街のコンセンサス予想では、2013年第4四半期の売上高は368億4,000万ドルでした。

前年同期の四半期で、Appleの売上高は360億ドルでした。iPadは1,400万台、iPhoneは2,690万台、iPodは530万台、Macは490万台を販売し、四半期純利益は82億ドルでした。

9月、AppleはiOS 7をリリースしました。これは、Appleのモバイルオペレーティングシステムを根本から見直したもので、ユーザーインターフェースのデザインを一新し、コントロールセンターやアプリのバックグラウンド更新といった新機能も搭載しています。iOS 7はメディアから好評を博し、無料ソフトウェアアップデートのリリースからわずか5日後には、2億台以上のデバイスでiOS 7が稼働しているとAppleは発表しました。

第4四半期に、Appleは2つの新型iPhone、カラフルなiPhone 5cとフラッグシップモデルのiPhone 5sを発売しました。発売初週末のiPhone販売台数は900万台を超え、2012年のiPhone 5の発売初週末の500万台を上回りました。新型iPhoneは9月20日に11カ国で発売され、初めて中国が国際発売の第一弾に含まれました。

その他のソフトウェアとサービスに関しては、AppleはiOS 7とデスクトップコンピュータ向けのiTunesの新バージョンと同時に、iTunes Radioをリリースしました。iTunes Radioは広告付きで無料、またはiTunes Match加入者には広告なしで利用できます。Appleによると、iTunes Radioはこれまでに2,000万人のリスナーによって10億曲以上のストリーミング再生が行われているという成功を収めています。この節目は10月22日のイベントでAppleによって発表されましたが、このイベントでは新しいMacとiPadが発表されましたが、これらは同社のホリデーシーズン四半期の業績に計上されます（iPhoneの国際発売第2弾も同様です）。

グラフィカルな視覚化

以下はAppleの第3四半期の業績を示すグラフです。 クリックすると拡大表示されます。

データ

以下に、2008 年以降の会計四半期の収益データと、これまでの iPad 販売の概要をまとめた表も作成しました。