2週間前、CutYourSimという会社がiPhone SIMカッターやアダプターに加え、169ドルで「永久かつユニバーサル」なSIMロック解除サービスを提供開始したことをお伝えしました。このサービスにより、ユーザーはGSM対応のiPhone（おそらく米国で購入したもの）を、脱獄不要で事実上どのキャリアでも使用できるようになります。CutYourSimが提供するこのサービスは、CDMAモデルとの互換性がないにもかかわらず、デバイスの脱獄や追加ソフトウェアのインストールを必要とせず、アクティベーション料金のみを支払うだけで済むため、インターネット上で急速に広まりました。この会社がApple（またはキャリア）のIMEIデータベースにアクセスし、GSM携帯電話のIMEI番号をデータベースに追加することで、ネットワーク上のデバイスを「ホワイトリスト」に登録できるのではないかという憶測がすぐに飛び交いました。ご想像の通り、データベースへの不正アクセスは、Apple内部の「情報源」か、IMEI識別子を使ってデバイスをホワイトリストに素早くインポートできるキャリアによって実現されたと考えられます。

2週間後、売上が爆発的に増加したとされるサービスが停止されました。CutYourSimは公式サイトで明確な説明を行っていませんが、Cult Of Macが同社の創設者に話を聞いたところ、CutYourSimも状況を把握していないとのことです。サービス停止の背後にAppleがいるかどうかは不明ですが、CutYourSimはサービス停止の理由を詳細に説明できない（あるいは説明したくない）ようです。

残念ながら、サプライヤーがサービスを提供できなくなったため、キューに残っているアンロックを完了することができませんでした」とCutYourSimはCult of Macに語った。「サプライヤーからは、サービスが再開する可能性があるとのことですが、時期は不明です。そのため、完了できなかったご注文については返金手続きを開始することにしました。」

正直に言うと、最初にサプライヤーからサーバーに問題があると言われ、その後、サービスを提供しなくなると告げられました。サービス提供元がどこなのか、AT&T経由なのかApple経由なのかは分かりません。サービスが英国で提供されていることは分かっていますが、それだけです。

CutYourSimはサービスが数日以内に再開される可能性があると主張していますが、料金を支払ったにもかかわらず期限内にロック解除ができなかった顧客に既に払い戻しを提供しているという事実がそれを物語っています。Appleは、何らかの方法でユーザーのデバイスをあらゆるGSMネットワークのホワイトリストに登録できるサービスの効果に不満を抱いていたことは明らかで、通信事業者を通じて、あるいはAppleのデータベース内での直接調査によって、IMEIをデータベースに手動で追加していた人物を突き止めることができました。

CutYourSimの廃止されたサービスについて詳しくは、こちらをご覧ください。Googleで少し検索すれば代替サービスも見つかります。ただし、最初の投稿でも述べたように、これらのサービスはどれもおすすめしません。Appleやキャリアによってブロックされる運命にあるからです。