Pixelmator Pro 3.2は、Pixelmatorチームのフラッグシップアプリに新たな次元、つまりビデオ機能を追加します。私はまだこのアプリの新しいビデオ機能をじっくり試していませんが、Pixelmator Proを使い慣れている方なら、ビデオ編集は静止画編集とよく似ているため、すぐに使いこなせるはずです。

Pixelmator Proには、バージョン3.0で追加された機能であるテンプレートが用意されており、すぐに使い始めることができます。映画のタイトルクリップ、YouTubeサムネイル、YouTubeチャンネルアート、ストーリースタイルの縦型動画用のテンプレートが用意されています。一部のテンプレートにはプレースホルダー動画クリップが組み込まれていますが、そうしたテンプレートは、アプリに追加された動画機能をより深く理解するのに最適な方法です。

動画編集は静止画編集とほとんど変わりませんが、編集中のクリップの下部に再生コントロールが表示され、音声の調整やクリップの再生が行えます。また、3点の「その他」ボタンをクリックすると、クリップのトリミングコントロールやその他の詳細オプションを備えたスクラバーが表示されます。それ以外は、動画レイヤーは他のレイヤーと同じように機能します。クリップの明るさ、露出、色などの調整、フィルターの適用、動画の切り抜き、テキストのオーバーレイなどが可能です。

ビデオはMP4ファイル、QuickTimeムービー、アニメーションGIF、PNG形式でエクスポートできます。Pixelmatorチームによると、Motionプロジェクトのサポートも強化されたとのことです。

Pixelmator Proは、複数のクリップから動画を作成できるタイムラインベースの動画編集ソフトの代替品ではありません。しかし、タイトル部分や短いソーシャルメディア投稿といったクリップであれば、Final Cut Proのような複雑な動画編集ソフトよりもはるかにシンプルなソリューションだと私は思います。

Pixelmator Pro 3.2はMac App Storeで入手可能で、既存ユーザーには無料アップデートとなります。新規ユーザーは現在、Pixelmator Proを通常価格の50%割引となる19.99ドルでご購入いただけます。