PanicのStatus Boardを初めてレビューしたのは2年前で、「iPad向けのエレガントで楽しく、パワフルなダッシュボード」だと評しました。本日、Panicは同アプリのバージョン2.0をリリースしました。このバージョンでは、最新のiOSのトレンドや慣習に合わせてUIが再設計され、新しいフォント、より多くのボード機能とタイプ、そして新しいフリーミアムモデルが採用されています。

バージョン1.0からの大きな変更点は、複数のボードをいつでも作成・切り替えできるようになったことです。以前のアプリではボードが1つしか作成できなかったため、大規模なチームで大量のデータを可視化したり、複数のボードを状況に応じて使い分けたりする際に問題がありました。Panicの開発陣は、アプリのアップデート時にこの点を考慮したようです。全く異なる種類のパネルを持つ複数のボードを作成できるだけでなく、ボード間をクールなエフェクト付きで自動的に切り替えるように設定したり（あるいはスワイプ操作で切り替えることも可能）できます。チームの規模が小さくても、Status BoardはネイティブiOSデータと連携することで、個人的な用途にも役立つダッシュボードを作成できます。さらに、複数ページにわたるダッシュボードを作成できるため、より多くの情報を一目で確認できます。

ボードに載せられるものにも大きな変化がありました。カスタム壁紙（いいですね）に加え、テキストボックスやラベルに任意のテキストを入れられるようになったほか、写真ウィジェットを作成して任意のアルバムから写真を順番に表示したり、日付までのカウントダウンや過去の日付からのカウントアップもできるようになりました。特に気に入っているのは写真パネルで、写真アプリで作成したアルバムに加えて、お気に入り、パノラマ、iOS 9ではセルフィーやスクリーンショットなど、iOSが自動的に生成するアルバムもサポートしています。理論上は、自分の顔の面白い写真を順番に表示するためのボードを作成できるかもしれません。これはかなりクールだと思います。

最後に、Status Boardは現在、最大6種類のパネルが無料で利用でき、9.99ドルのアプリ内課金でさらに6種類のパネルをアンロックできます。現代のApp Storeの現状を考えると、Panicがこのモデルを実験的に採用するのは当然のことです。Status BoardはiPadの汎用性（この場合は「消費」と一目でわかるという点に近づきます）を示す優れた例なので、Panicにとってこのモデルがうまくいくことを心から願っています。6種類の無料パネルと、より高度な6種類の有料パネルという構成がどのように機能するのか興味深いところですが、理論上は理にかなっているように思います。

新しいStatus Boardは、個人の統計情報とチームでの使用状況を確認するために使ってみようと思っています（ボードを他のユーザーと共有し、登録してもらうと、ボードの更新情報を無線で受け取ることができます）。今のところ、古いiPadを常時接続のStatus Boardデバイス¹（HDTVに接続できるかもしれない）として再利用する余裕はありませんが、今年後半にはその選択肢を検討するかもしれません。

Status Board 2.0はApp Storeで入手可能です。