2日前、トヨタがModMyiのリポジトリ経由でCydiaで新しい広告キャンペーンを開始したと報じた。このテーマはiPhoneユーザーがジェイルブレイクしたデバイスにインストールできるカスタムテーマに基づいている。このテーマはトヨタの関連会社であるScion 2011 tC車の宣伝で、画面上のグラフィックには標準iOSインターフェースのさまざまな要素で車が描かれていた。トヨタはCydiaの作者ジェイ・フリーマンと直接連絡を取ってこの広告キャンペーンを開始したわけではなく、このキャンペーンはModMyiのリポジトリで企画、ホストされていた。多くの人は、この広告キャンペーンをトヨタのような大企業が自社ブランドや製品をiPhoneで宣伝するためにApp Storeを完全に避ける第一歩だと考えた。1000万〜1500万ものジェイルブレイクされたデバイスが存在する中で、サードパーティのリポジトリ経由でCydiaで広告キャンペーンを開始することはトヨタにとって絶好の機会に思えたに違いない。

残念ながら、Appleはそれをあまり良いアイデアだとは思っていなかったようです。実際、トヨタはAppleからテーマの削除を依頼され、「Appleとの良好な関係を維持する」という理由でそれに応じたようです。このキャンペーンは、トヨタと広告代理店Veltiが共同で2010年4月から準備を進めていました。

ModMyi の Kyle Matthews 氏は次のように報告しています。

Appleもこのテーマと広告キャンペーンについて耳にしていました。今晩、Veltiの担当者から電話があり、メールでもCydiaからテーマを削除してほしいと依頼されました。電話では、Appleがトヨタに連絡を取り、テーマの削除と広告キャンペーンの中止を要請したと説明されました。Veltiから私に連絡があり、そのメッセージを伝えてくれました。