
The Verge の Dieter Bohn 氏は、iPadOS で新しくなった Safari について次のように語っています。
GoogleドキュメントはiPad上で長らく大きな問題となってきました。理由は2つあります。まず、Google自身のiPadアプリはひどく、Googleは改善のためのアップデートを一切行わないことに固執しているようです。次に、iPadのSafariでGoogleドキュメントを開くと、現状では「デスクトップ版サイトをリクエスト」してもデスクトップ版アプリにリダイレクトされてしまいます。
しかし、iPadOS では、Safari の Google ドキュメントは素晴らしいようです。
正直に言うと、5分ほど探しただけですが、全く機能するとは思っていなかった機能にすぐにアクセスしてみたところ、ちゃんと機能しました。書式設定やヘッダースタイル、コメント、カーソル配置のためのキーボードショートカット、さらにはドキュメント内で他のユーザーがリアルタイムで編集している様子を確認する機能まで、すべて機能しました。
iPadOSでは、AppleはSafariのユーザーエージェントをデスクトップ版に設定しています(以前はiPad版Safariはモバイル版のユーザーエージェントを使用していました)。しかし、これはほんの一角に過ぎません。ユーザーエージェントを設定するとウェブサイトにはデスクトップ版が表示されますが、それらはタッチではなくマウス操作を前提として構築されています。ここではまだ詳細が明らかにされていませんが、Appleはデスクトップブラウザのパラダイムにおいてタッチ操作が直感的に機能するように、水面下で多大な努力を払ってきたようです。
今後数週間から数か月かけて、新しい Safari の変更に関する詳細がさらに明らかになる予定ですが、一見すると、iPadOS Safari が本当にデスクトップクラスになると Apple が言っていたわけではないことがわかってうれしいです。
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