USPTOの公開データベースに掲載されることのなかったMagic Mouseの特許2件が、理由は不明ですが、欧州特許庁に魔法のように掲載されました。Patently Appleによると、対象となる2件の特許はどちらも光学式トラッキングに関するもので、レーザートラッキングの実装は土壇場で決定されたことを示唆しています。特許自体は、Appleがタッチベースの入力をどのように処理するか（主にマウスが実際のジェスチャーと不規則な動きをどのように判断するか）に関するものです。

「[…] UI の入力ポインタを動かすためにマウスを動かす場合、ユーザーはマウス表面上で特定の指の動きを避けるのが難しく、それが意図されたジェスチャー（例えばスクロールジェスチャー）と誤って解釈される可能性があります。逆に、コンピューターシステムに操作を実行させるためにマウス表面上で特定の強力なジェスチャー（例えば回転ジェスチャー）を行うと、ユーザーはマウスの動きを避けるのが難しく、それが意図されたマウスの動きと誤って解釈される可能性があります。」

これはかなり技術的な特許で、「誤動作抑制」や、Magic Mouseが手のひらをマウスの表面に置いたままスクロールを読み取る仕組みなどについてカバーされていますが、私たちの言うことを鵜呑みにしないでください。オタク気質の方は、Appleのアルゴリズムがどのようにしてこれほど正確な入力を実現しているのか、具体的な情報を得るために情報源を確認することをお勧めします。

[ Patently Apple経由]