Appleは現在、世界中に200以上の直営店を展開しており、iPad、iPhone、MacBookなどを試す人々でいつも賑わっています。Apple Storeを訪れる人々は、何よりも、高度な訓練を受けたApple従業員によるカスタマーケアと体験を求めているのです。これは米国、ヨーロッパ、中国など、世界中で同じです。

しかし、Appleのようなテクノロジーの巨人でさえ、最初は小さく始まり、そこから成長を続けています。ロイター通信によると、最初のApple Storeは2001年5月19日、カリフォルニア州の築30年のグレンデール・ギャラリアにオープンし、今ではアメリカのAppleファン（いわゆる「Appleheads」）にとってカルト的な人気を誇っています。

多くの人によると、Appleの理想のピカピカの建物とは程遠い、古びたショッピングモールにあるApple Storeは、ロサンゼルス近郊のフリーウェイのおかげで、それでもそれなりの客足を集めています。しかし、真の客足は、新しいガジェットを買いに訪れる一般の人々と、写真を撮ったり、ストア「001」で働く従業員と話したりするために訪れる熱狂的なファンです。中には、グレンデール・ガレリア店をまるで聖地のように訪れるAppleファンもいます。懐かしいスティーブ・ジョブズが、同僚とリンゴを食べている姿を期待して。あるいは、そんな光景を。

ロイター通信が「アップルヘッド」と呼ぶ人々も数多くおり、彼らはストア001の従業員は「一般従業員」よりもはるかに高度な訓練を受け、専門性を備えていると信じている。もっとも、この話にAppleのTシャツを賭けるつもりはないが。バージニア州マクリーンのタイソンコーナーモールに、実は2001年に同じ日に開店した別の店舗があったが、そちらにはAppleから「001」の看板は付けられていなかった。おそらくそちらはカルト的な人気店にはなっていないのだろう。

Apple Storeは私たちの日常生活の一部となり、家族や友人とAppleの最新製品をチェックしたり、実際に触ったりできる場所となっています。しかし、消費者製品のめまぐるしい変化の中で、Apple Storeがカルト的な人気を博すというのは、実に素晴らしいことです。

[TUAW、ロイター経由]